模型用塗料紹介

 模型用塗料には様々なメーカーの商品がありますが、大まかに溶剤系アクリルカラー(通称ラッカー系)/水溶性アクリルカラー/エナメルカラーの3種に分かれます。それぞれの特徴を生かし使い分けてやることで美しく模型を仕上げることができます。


それぞれの特徴
溶剤系アクリルカラー(通称ラッカー系)

 日本の模型市場において一番メジャーで種類が多い人気のカラーです。
GSIクレオス(Mr.カラー/ガンダムカラー/メタルカラー等)・ガイアノーツ(ガイアカラー)・グリーンマックス(鉄道カラー)等がこれに値し、それぞれ相互にうすめ液の使用や混色も可能です
 専用の溶剤を使って希釈して(うすめて)使ったり、用具を洗浄します。
 溶剤を使用して乾くのが早く、プラへの食いつきが強いのが特徴、エアーブラシでもとてもきれいな発色で特に適しているのではないかと思われます。 ただ下地をおかす力が強いので、筆塗りでたっぷりと塗り重ねる時など下地の色が解けやすいので注意。また筆塗りの時、乾くのが早いので筆ムラが出やすいので注意(このとき筆ムラがでにくいように専用のリターダーと呼ばれる乾燥を遅くするための添加剤を使うと塗りやすくなります。)クリアーなど他のカラーにない強靭な塗膜を生かして表面を研ぎだしてよりきれいに仕上げられるのもひとつです。特殊なGSIクレオスのメタルカラーなど塗った上から磨きだすと本物の金属光沢が出るカラーや、最近では金属粒子の細かいメタリックカラーやメッキ調に仕上がるカラーもあります。
 色の種類が豊富なのもラッカー系の特徴です。 一般に塗り重ねの一番下に(先に)塗るのに適したカラーです。
 欠点として臭いがきついということが上げられます。

水溶性アクリルカラー 
 日本のメーカーではタミヤ(タミヤカラーアクリル)・GSIクレオス(水性ホビーカラー)の2種のメーカーが主体で海外(欧米)では主流になってきているカラーです。
ラッカー系に比べ乾くのが遅いため筆塗りに適し、水で希釈したり、乾くまでなら水で用具を洗うこともできます。また乾くと耐水性ですので水に解けたりしません。(ただし実際希釈には専用のうすめ液を使用したほうがプラへの食いつきも良くはじいたりせずにぬれるのでおススメいたします。)もちろんエアーブラシにも適したカラーです。
 またタミヤカラーはミリタリーモデルに向いたカラーが揃っておりスケールモデラーに人気があります。
 ラッカー系に比べ臭いはマイルドできつくありません。

エナメルカラー
 日本ではタミヤ一社が提供している(タミヤエナメルカラー)、油絵の具に近い、乾燥の遅いカラーです。希釈・洗浄には専用の溶剤を使います。
 乾燥が遅いため(大体1日カラーによってはそれ以上)筆ムラがでにくく伸びが良いです。ただ塗膜が薄く他のカラーの下地をおかす力が弱いため全体塗装等には適しません、どちらかというと力の弱さを生かして、他のカラーを塗った上から細部塗装に使い、もしはみ出た時に専用溶剤で他のカラーを溶かすことなくはみ出た所のみをふき取るということが便利な所です。
 一般的にはスミ入れ(パーツの合わせ目のスジに色を入れて影を再現する)やウェザリング(汚し塗装)
等に使うのがベストです。(はめ込み式のガンプラなどの場合エナメル溶剤の乾燥が遅い性質が災いしてプラを侵して割ってしまう性質があるので、その時は専用のエナメル溶剤の変わりに、画材屋さんで売っている油絵の具用の溶剤を「ペトロール」を使うかオイルライターの交換用オイルなどを使うことをおススメいたします。)
また、銀や金色の発色がとてもいいのでコレのみ愛用している方も多いです。

一般的に下地からラッカー系-→水性アクリル系-→エナメル系の順で塗り重ねていくと上手くいきます。
また裏技としてタミヤカラーアクリルのカラーがミリタリーモデルに良いカラーが多いのに塗膜が弱い性質を克服するのにMr.カラーのうすめ液で溶いてやると塗膜が強くて発色の良いカラーが楽しめます。(ただし自己責任においてお試しの上やってみてください。)

その他のカラー
GSIクレオスよりガンダムマーカーがでています。
@ガンダムマーカ−スミいれ用 極細の油性マーカーで黒/グレー/ブラウンの3色があります。
Aガンダムマーカースミ入れふでぺん 水性のふでぺんでスミになすりつけてからはみ出した部分を綿棒やティッシュ等でふき取ることで細かい溝にインクをのこしてスミ入れします。(より細い所に適してます)
Bガンダムマーカー アルコール系 模型に直接カラーを塗っていくタイプのカラーです。使う前に必ず100回ぐらい良く振って中を良く混ぜてからインクを出して使うようにしましょう。塗り重ねに向いていませんのではみ出し等に注意しましょう。ふき取りようの「消しペン」もあります。金・銀等とてもきれいです。(ムラになりやすいので細部専用で全体塗装にはあまり向いているとは言いがたく、細い所に塗るには中のインクを押し出して面相筆でぬってやるといいです。またほかにない魅力的なカラーがあるので注目です。
Cガンダムマーカー リアルタッチマーカー スミ入れふでぺんのように、ふき取りタイプで、直接色の発色をするタイプではなく、モデルのスミや凸部に書き込んでふき取るようにして影を残すようにしてウェザリングのような効果を求めるマーカーです。下地のカラーに合わせて色を選択してください。専用のぼかしペンもございます。ほかにコピックモデラーなども同じように使います。
また純粋にウェザリング専用にでているガンダムマーカーのセットもございます。